"恋人"号と牛追い

 ウランバートルから300km、ゴビのてまえ乾いた草原、今回の旅をたすけてくださった

姉妹のご親戚、 レース馬を生産しているというB氏の家にたどりつく。



 

 ただ、B氏の馬はレース馬志向の飼養なので、素人に安全に乗れるような馬がほとんどいない そうなのだ゜?  それで苦労もあったのだが、この件はのちに書こう。


 私は「普通の馬なら別にガイドしてくれなくても一人で乗れます」スタンスだったのだが、やはり観光用の馬とも、通常の遊牧家庭で日常使われている馬とも違うので、能力のわからない素人をひとりでは乗せられない、という。 ただ、一頭だけおとなしい馬がみつかり、   

B氏の後継ぎ、末男子のE君がつきそってくれた。



 馬は彼の「彼女の馬」らしい。B家の馬群の馬だったが、彼女にプレゼントしたのだと言う。それって、婚約者か?E君はまだ15歳と聞いたが...  この馬は..。-「恋人」号としよう。(せん馬なのでオスだけど) 唯一おとなしく、「人間が好き、人なつこい」という。


 ただそれでも、観光用に調教された馬と違い、 ずっと首をぶるぶる動かしていた。同行したE君の馬もおなじだったのだが- ごくふつうの動きだが、観光用に限らず、人が乗ってまでこの動きを続ける馬は初めてだ。ともあれ、じゃっかんの居心地の悪さはあるものの、指示すればすなおにしたがってくれるし、ライジング号のように突進しすぎると言うこともない。(その点ちょっと物足りなかったがw) ひじょうにのりやすいいい馬だった。方


 そして、B氏の馬群では弱い方なのかもしれないが「ふつうより強い」と感じた。

 ナライハでのったツオクト氏の馬もつよいが、 それは基礎体力の強さ、素人の観光客が雑な乗り方をしても潰れないような耐久力である、「恋人」号は力が強いのだ。とくに後肢の蹴る力が強く感じる。割と体重の重い 私を乗せても、一歩一歩のストロークが大きく、動きが大きく軽いのだ。レースに使う血統、なにかがふつうの馬とは少しちがうのだろう。

 暴走はしない恋人号だったが、E君安全重視かと思いきゃ、とにかくなにかと「鞭で叩け!走れ!!)と勧めるのだ。
 しかし何せこっちの乗馬力と、あぶみが...ほとんど立てないほど長いまま(彼女、足長いのかな)..だった。後肢の動きの大きさについていけなくて止めようとすると... E君、サッとというか、「さっ、くるっ」とどう動いたかよくわからない忍者的な動きで、前に回った。そして目を-ていうか馬の目をみて、ハミ(馬の口に噛ませる金具)にさわりも、たづなに触れさえせず.....ただ見ただけ、威圧するわけでも指示するでもなく、「?」「どうしたんだ? とにかくとまれ」という感じ。
 そして馬は、止まった。


 この感じは、ナライハの遊牧民ツアーカンパニー社長、ツオクト氏にも感じたことがある。  

横に並んで走っていたときのことだが、

私は「後ろから鞭で追ったり、煽るのはやめてくれ。というと...   

 いきなりの加速はなかったが、妙に馬がツオクト氏に合わせている気がして観察すると、彼が「馬の目を見て指示している」のがわかった。 というか、そのように感じた。人間の「群れ」でも、サッカーやバスケ、気心の知れた者の動きでは、声やあらかじめ打ち合わせた合図などなくても、目配せで指示をおくったり、受けたりすることはあるのではないかと思う。人間と馬合同のチームでも、それはおなじなのでは、 ないかとおもったのだ。



で....

Telepathy;




テレパシーについて。


E君にも教えたい「テレパシー走法」


「ぶれない眼差し❤️断固たる意志と希望が世界と馬と人を導く」


 さすが「レース馬創りのあとつぎ」とおもわせるE君だったが、慎重に、気をつけてというわりにすぐ「はい、鞭つかって!!お尻叩いて!!」ばっかりいう。

あぶみに立って! と(最初からまっすぐ立ってる。あぶみがながすぎてるのをわかってくれない...) まだ走る気ないのに..  初心者教える時ははしるのは上り坂でだよ〜;;



 他、記述の記事にも含まれるが、「馬は人の心を読み取れる天才動物」であるということについて。

 いや、マジです。本当にそう思っています。


<検証その1>

 私がそう思った最初は、モンゴル渡航3回目。前年偶然知り合ったガイドさんにたまたまあって直接申し込んだ3泊のツアー中 。  豪雨のためと、他に色々いろいろあって^^ ガイドその2はウォッカ徹夜で飲んで撃沈、ガイドその1-通訳ガイドだが、その当時にはめずらしく、遊牧民並みの馬の扱いができた。の襟首を捕まえて叩き起こし雨のやんだ草原を出発。 ガイドその2のかわりに 友達の家の14才の娘さんが案内してくれた。2泊のツアー、ほとんど移動しないまま、残り時間はあまりない。 


 時間や体力などを考慮し、少し山に入ったところの 小さな祠を目的地にする、とのことだ。 雨がちで草原の道は珍しい水溜りで寸断。いつもは嫌いだが、 後ろから馬をお煽ってもらい走る。

 木はほとんどないが、すべる草と岩がちの上り坂、大きな水溜り、やはり回避しないと...しかしこの速度でいちいち手綱で....指示?無理、まにあわない!  どうしようもなくとにかく自分が走ってて避けてるつもりで体を動かした。  すると馬がまるで自分の足ででもあるように飛び回ってくれたんだ。前の地面を見ながら、「左のここが浅いからここを踏んで右に飛んで...」という感じで、体を動かしただけ。



 この話を乗馬熟練者にすると、

「そ、それはたまたま、正しい指示を出してたんですよきっと^^」といわれるが..

そうかもしれない、とおもっていたが、今は違う、とおもっている。


  馬は、乗り手がはっきりとコースをイメージすればその通りに走ってくれるものなのだ。例えば行手に牛の群れがいて、「真ん中に突っ込むのをさけておおきく左回りで道に戻って..」というふうに。とりわけ、馬の経験にあるようなコース取りは、合意が早い。


    走りたければ、「あの丘のむこうまで、飛んで行きたい!」と念じて「はっつ!」とか「うをを!!!」とさけべばいいのである。 鞭なんか必要ない。


と思う^^。


いやほんと。

「だから、そのときちゃんと足や体で正しい指示を...」


違うです。 この、「テレパシー」は、馬に乗ってなくても、効くんだから。


<検証その2>


 その数年後、オーストラリア。 冒険家でホースアーチェリーとドレッサージの教師、ジョン・D氏の家にホームステイさせていただき、ドレッサージの大会を見学に。 氏の2頭の馬を「フロート」と呼ばれる馬運カートにのせて行く。角の丸っこい、横巾の狭いコンテナ。左右に2頭はいる。

  馬たちは慣れているのか、のんびり外を眺めたりしているようだ。「彼らはやっぱり、私みたいに景色を楽しんだりしてる?」D氏「そうだと思うよ!」個人でも普通に所有しているものらしい。彼の国の乗馬文化の厚さに感じ入る。


 会場に到着、 大会スタートまで時間はあるが、氏も奥様も生徒たちの世話に忙しい。私が馬たちの散歩をおおせつかった。 馬も2数時間車に乗って緊張、競技前であるので馬房でじっと固まっているよりいいのだろう。

 2頭の馬のたづなをもってのんびり、 あまりひろくないが馬房内の中庭を歩く。 あとできくと、2頭いっしょに引くというのは危険と言えるくらい高等技術らしいのだが... ??     いつものようにひくだけだ。 とおおもったが2頭となると確かにまとめにくい。

 馬を引くときの私のコツは、普通牧場では「よこにたって馬の目を見て!」などといわれるのでそのとおりするが、指示のない時は馬には完全に背中を見せ1メートル以上離れる。 顔色を窺ったりしない。 曳いて、ついてこなければ肩にロープを回して腰を

入れても断固引く。人間は馬の主人なのだ。断固とした意志を示せばついてくる。

信ずるものは救われる。


 2頭だと断固引くはソフト目にやって、ゆっくりすすむとごたつく。 なので引き綱をながめにもって背中を見せ、「あのひだりの角の、木の外側を回り、右の雑草の茂みのあるところで草を食べさせてあげる(D氏許可済み)」と強固にイメトレをすると、ごたつきがいっさいなくなって、適度な距離をあけて私の歩調に合わせてついてくる。

 私は手綱をゆるく持ってあるいただけで、いわゆる「扶助」はいっさいしていない。


 

 だから、馬にはテレパシー能力があるんです。

たくさんの名乗馬選手や騎手やプロのホースマンもたぶん、意識せずそのテレパシーをつかっている。そう思っている。  


 でなければ馬での仕事なんてもっとしんどいのではないでしょうか?




 実は、間に嵐の夜があり、翌朝 恋人号は行方不明に。 帰ってきた時首筋に怪我をしていたのだが....   原因は不明だが10-20センチの傷が2ヶ所、立髪の中に見えない傷。 蝿がうじゃうじゃとたかり続け痛々しい。おそらく他の馬に噛まれた、とのこと。   他の馬でもいいといったが、危険で無理ということ。 薬を塗って一晩様子を見た恋人号にのせてもらうことになった。 .....。


 


 B氏は「いままでこんなことなかったのに あの日本人が...?」とうたがっていたらしい。 私が乗っているときそんな事故があれば報告してるし、もちろんわざとや、無茶もしてない。 E君がずっといっしょだったので説明してくれたと思う。


  が....  しかし、ひょっとしてやはり私が原因だったのでは?     私は水の違いで下痢になった。この大地と大阪の引きこもりでは、水も匂いも全く違うだろう。「変な匂いがついていた」ために仲間の馬に警戒されたのではないか? 乾いた土地だが、昨夜のような暴風・雷雨もときどきは、あるということだった。だがやはり、めったにはないだろう。馬群もナーバスになっていたのでは、と思う。匂いのために仲間の馬に攻撃されたのいじめられたのではないか?    


 ...急に心配になってきた...。

いじめというのははじまるとつづくし...人間とは違うだろうか?




ただ、..ブログをまとめていて後から気が付いたのだが....やっぱりわたしのせいだったかも? ?     私は「水」がちがうだけで下痢れをおこした。....とすると、 日本人である私の「匂い」がついたために、恋人号



 




 さて、恋人号完治はしていなかったが、少しマシになったようで、E君は先日より遠出をして牛の群れを追わせてくれた。

 私が鞭をろくに使えないが、丘の手前から馬を走らせられることも、わかってくれたようで、 1時間ほどのあと、「もうガイド必要ないだろう、ひとりでいったら? と馬をまかせてくれたのだ。」 15歳くらいとはいえ彼はレース馬の騎手。 その彼が私は一人で乗れる、と認めてくれたのだよ。 ふふふ。 



鞭について


 鞭のつかいかたを習おうと思ったが


..結論から言うと今回も、 鞭の使い方はならわなかった。世界中で馬乗りがつかっているものなのだしマスターすべきと思うのだが...


 「馬なんて怒鳴ればいうことをきく。鞭より気合い一発!!」ていうかw馬の動きが不安定になりやすい時に、片手離して後ろをぺちぺちってよけい怖いんですが.......適切な指示をし馬の動きを予想して待機しながら、鞭にも集中してきちんと叩くって結構難しい......。

 

 「うまく走ってもらえる時は鞭なしでOKで、だめなときは鞭なんかでうってもよけいだめなんじゃないか?」というのが現在までの感想である....。




 

「角」にいつでもしがみつけるようにしていたい私である。 


 「角」(ウエスタン鞍の全部についてる、突起。本来バッファローを捉える時ロープを固定するもの。だが初心者が捕まるようにハンドル状のものが付けられていることが多い。正式な馬具ではないらしい(笑)ので正式名称がないので これもとりあえず角と呼ぶ。)  もともと、子供だろうと慣れなかろうと乗らなければ生きていけなかったウエスタン馬具ののもうひとつの重要な用途でもあるとおもうんだけどね。

 

 角は、今もちゃんと実在するカウボーイと、ウエスタン趣味の人々のお陰でいきのこっているけど、馬具はなぜか愚かな理由で廃される・採用されない場合が多いと思う。


 "パルティアン・ショット"で有名な古代の騎馬国家、バルティアはそれで滅びた。


*和鞍やモンゴル鞍には、体を支えるのにちょうどいい場所にもともと前板がある。






Telepathy


A  horse  is  a  genius  animal   who  ca  read   human  will.



<evidence  1>

several  year's  ago,  its  rare,  but  after  heavy  rain in  Mongolia,  

 mountain,   uphill  rough  road.   We  had to  be  hurry  having   no  time .  

 Usually  I  dont  like  it,  but  asked  to  whip  my  horse.   

    I  had  to  jump frequently  because  of  water and  rocks   on  the  way.  

  "I  have  to avoid  water,  mud  rock     in  this  speed, "   

In   panic,    I  just  moved  like  I  was  running  on  foot.    

"avoid  deep  water  on  the  right..  jump  to..."

  Then,  The  hoese  jumped   ,  as  I  imazined   ,  like  he  was  my  legs.



professinal  equeterians  say   "So   you  might have made  right  commands " 

Nope.




<evidence  2>

In  Australlia ,  (thank  you  for  kindness  Mr.  D!!)  an   convention  
 field,    I  lead   

2 dresserge  horses  after  several  hours   driving.   to  make  them  relax.   

!st,    2  big  horses  together  was  a  bit  difficult.   

     But  After    just   Imazine   the  course   clear,     Like 

   "To  the  left  corner,  walk  around  the  tree  ,  then,  to  the  right  the  grtassy  area ,  make  them  eat....."    

  They  soon  started   to   follw    me..

with   the  rope   grub   very  long,    sluck.   no  tention  was   needed.  

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